ソウル探訪2009 Korea seoul
 
2009/10に2度目のソウルを訪れ、2007と違った体験をしてきました
 
 

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ソウル
 
 
・韓国の総人口は約5000万人で世界24位。ちなみに日本の人口は約1億2700万人で世界10位。しかしソウル市の人口は約1000万人で、仁川広域市と京畿道を含む首都圏の人口は2200万人。総人口の約48%が首都圏に住んでいることになり首都圏の人口では世界で5番目。
 
・ソウルは東西に流れる漢江(ハンガン)の北側と南側に開けた街があり、北側は山に囲まれて古くから開けた地区で、李朝時代まで王宮が置かれていたほか、日本植民地時代には朝鮮総督府も設けられていた。
南側は韓国の経済成長に伴って急速に発達したところで畑しか無かった土地にソウルオリンピック以来、高級住宅地や近代的なショッピング施設などが集まった。ロッテワールド、オリンピックのメインスタジアム、国際会議場・展示場が、名門校などがある。南側に名門校を誘致したため子息の通学を考え上流階級がこの地に多く住んでいる。(写真右は韓国総合展示場COEX)
 
・韓国には木造の家がほとんどなく、便利さから高層住宅志向が強くソール市民のステータスとなっている、シャワーが主流で、床暖房付きになっている。ベランダが特徴で、ベランダはガラス張りになっている、洗濯物はこの窓のあるベランダに干す、寒いのと床暖房で空気が乾燥しているため洗濯物で適度な湿度になる。(写真左はマンション群)
 
・ソウル市内の片側4〜6車線もある広い道路や高速道路を車が洪水のように流れ、あるいは停滞する様子には目を見張るものがある。車は国産車が主流で大きな黒塗りセダンばかりが目につき、軽は全く無いといえるこれは見栄っ張りが多いということらしい。それにソウルは坂が多く車は必需品になっており自転車も殆ど見ない。
 

 
北村韓屋村散策
 
北村は世界遺産チャンドックン(昌徳宮)とギョンボックン(景福宮)の間にある町々のことで、両宮殿の間にある地域と言う理由から朝鮮時代の高級官僚が沢山住んでいた所、ソウルの中で韓国の伝統家屋が多く残っていて昔情緒あふれる場所で冬のソナタのロケ地もある。現在富裕層の住居である
 
 
伝統家屋の奥にソウルタワーが見えるスポット。
 
 
       伝統家屋は今も富裕層の住居である。                  冬のソナタのロケ地ユジンの家、既に更地になっていた。
 
 
 
冬のソナタのロケのソウル中央高校正門           学校のそばでドラマのプロマイドを売る店     
 
 

韓国式サウナ 明洞汗蒸幕店
 
この店でサウナとアカスリを体験した、韓国では家に浴槽が無くシャワーで簡単ですませる場合が多く週に1度は溜まった汗やアカを落とす。アカスリのできる場所は一つは汗蒸(ハンジュン)そしてもう一つは、地元の人たちが通う沐浴湯(モギョタン)と呼ばれる公衆浴場で今回の体験は前者である。結論から言えば一度体験すれば十分、もうこりごりと言いたい。
 
流れとしては、ロッカーで服を脱いで、サウナや風呂つかり汗を出して垢を出しやすくし順番を待つ、浴槽のそばにビニルのベットが5台並びその上に客が完全なスッポンポンでうつぶせなになったり、仰向けになったり、とにかく丸見え状態でアカスリをされる、順番を待つ間その光景を見てると腰が引けてしまう。恥ずかしい気持ちを捨て、思い切って「アカスリのお父さん」に身を任せざるをえない。
 
アカスリの工程はまずうつ伏せになり、足→手→背中、そして仰向け、足→手→お腹の順で、心臓に一番遠い部分から始まる。次いで出てきた垢を石鹸で洗う。最後にオイルマッサージをし顔にキュリパックをする、そのまま一休み。タオルで覆ってくれたのはこの時だけ。しめて100000ウォン也。
 
 
明洞汗蒸幕(ミョンド・ンハンジュンマク)店と内部
 
 

これでも世界遺産 水原「華城」
 
18世紀末に李氏朝鮮第22代国王・正祖が父の墓を楊州から水原に移し、その周囲に城壁や塔、楼閣や城門を築いて防護を固めたのが華城である。城が完成直後に国王が死亡したため遷都は見送られた。城壁の長さは、5kmを越え、中国から西洋築城技術を輸入し、東洋と西洋の技術を融合させている。城郭の築造に石材とレンガが併用されている点が特徴的である。
朝鮮戦争で破壊したが、1975年から5年間費やし「華城城役儀軌」という築城記録をもとに修復・復元工事が行われた。現在、城郭内部は市街地化している。1997年、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。史実に忠実に復元され文化遺産が世界遺産になったのは希である。ワルシャワ歴史地区、首里城跡 守礼門 、フィンランドラウマ旧市街等もその例である。
 
 
 
 
兵士たちが訓練した、錬武台         見張台             蒼竜門(城外側)   
 
 
 
 
長安門                      見張り台の内部                  蒼竜門(城内側)
 
 
 
城壁の銃眼は方向が様々で写真は下向きと水平
 
 
 
ツアーガイド「韓国の田嶋陽子」オ・ミ・インさん
 
 

昌徳宮
 
昌徳宮は1405年に、正宮である景福宮の離宮として建てられた宮殿
 
敦化門 昌徳宮の正門で素晴らしい造形美である
 
 
 
正殿の 仁政殿                宣政殿の 青い瓦屋根    
 
 
 
青い瓦の宣政殿                   赤、青、黄、黒、白の色彩鮮やかな装飾
 
 
仁政殿は正殿で国家的儀式の場、宣政殿は仁政殿の隣の青い瓦屋根の建物で王の執務室である。 青い瓦は高価で身分の高い人しか使えない。韓国の大統領官邸が「青瓦台」もこれに習う。こんなに青い色が綺麗に見えるチャンスは数少ないそうだ
 
 
 
麗春門(字の如く大奥のたぐい)               暎花堂(ヨンファダン)
暎花堂は王族の休息空間として使われた場所。暎花堂前の広場では、王が参席する中で官僚登用試験(科挙)が行なわれた。
 
 
「芙蓉池・秘苑(後苑)」チャングムの誓い(大長今)のチャングムと王様の散歩シーンのロケ地である。
 
 
 
オンドル
 
 

若者の街「明洞」
 
明洞はソウルの中心街、デパート、高級ショップ、レストラン、屋台、化粧品、雑貨店、メガネ店がビッシリ立ち並んで大勢の人でにぎわっている。
 
 
パトカーと交番の前を飲み物片手に歩く女性。人混みの明洞でパトカーは役立つのだろうか。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
日本で有名な「タレント化粧品店」、ジャパネットタカタの社長も写っているポスター。 
日本の高校生が流行のBBクリーム買い求めている、明洞にはこの種の化粧品店が乱立している。
 
 
 
夜の 明洞は路上の中央まで屋台であふれている
 
 

明洞の建物
 
 
くの字のSKビル(韓国の財閥、石油精製や通信の会社)            ソウルタワー
 
 
 
 
韓国銀行本店 貨幣博物館(国の中央銀行、設計は日本)
 
 
 
新世界百貨店、日本統治時代は三越だった
余談だが来年2010年で日韓併合100年となる、韓国民には過去を乗り越えてもらいたいものだ。
  

宋廟
 
宋廟は歴代君主と王妃の位牌を奉って祭祀を行う所
 
 
             宋廟の外大門                         正殿
 
 
 
            正殿の内部はこのような位牌が有る              カササギ、カチカラス(韓国の国鳥で佐賀県の県鳥)
 

南大門市場
 
韓国最大の総合市場、そばに南大門があり手頃な場所にあるため外国人にも人気のある市場で一日に50万人が訪れる。衣類やアクセサリー、食料品、食器、革製品、メガネ、おもちゃ、花、高麗人参、韓国の伝統商品など何でもある大型商店街で広い敷地に11,000軒余りの店がひしめきあっている。市価より安く交渉次第では値引いてくれる。
 
 
活気みなぎる南大門市場
 
 
串の付いた揚げ物は歩き回って空いたお腹を満たしてくれる
 
 

南大門、東大門
 
 
南大門(崇礼門)は2008/2/10に放火で焼け現在は城門は覆われ修復中、2012年完了予定、左は東大門(興仁え門)
 
 

国境防衛
 
鳥頭山統一展望台から見た漢江(ハンガン)と臨津江(イムジンガン)が合流する地点
 
 
 
中央の写真は北朝鮮との国境の臨津江で二重の鉄条網と見張り小屋で守られている、ガスがかっていて北朝鮮は見えない。
右の写真は漢江ぞいの鉄条網。
 
 

韓国料理
 
滞在中の食事は以下のとうりでキムチ、もやしナムルはお代わり自由で、全ての料理が口にあい旨かった。
 
朝飯
 
 
韓式朝食                 アワビのかゆ                  カルビクッパ
 
 
 
昼飯
石焼きビビンバ
台所では団体に対応するため数十人分が全自動で同時に加熱出来る装置を使用していた。
 
 
肉焼き飯、これは簡単で安くて旨い
 
 
 
夕飯
 
プルコギ焼き肉
 
 
 
豆腐チゲと冷麺、細い冷麺は予想外に旨い
 
 
 
骨付きカルビ、これで2人前だが食べ応えがある、左に排気用の金属管があり見慣れない形だ。
 
 

バスいろいろ
 
市バス・美女が目を引く酒のコマーシャル
 
 
 
空港リムジン                観光バス
 
 

おもしろいベンチ
 
舌が伸びたユニークなバス停のベンチ
 
 

119番
 
 
ソウルの消防署・電話番号は日本と同じ119だった
 
 

仁川の干潟
 
仁川の一帯は浅瀬で干満で干潟が出来、赤い海草が見える
仁川の海、赤いのは干潟の海草の色
 

仁川国際空港
ソウルの仁川国際空港は、2001年3月のオープン以来飛躍的に業績を伸ばしてきている。空輸貨物の取扱量で成田空港を抜き去り世界2位になるとともに旅客路線も年々拡充してきた。 この空港はソウル市内から西へ52キロに位置する。永宗(ヨンジョン)島と龍遊(ヨンユ)島の間の浅瀬を埋め立てた24時間空港。空港の敷地面積は1174ヘクタール、3本の滑走路を有し発着数は24万/年である。
一方関空は1050ヘクタールで敷地的には遜色ないのだが発着数は半分で及ばない。
 
 
 
空港ターミナルビル                      空港駅
 
 
 
 
吹き抜けの松の樹は見事である
 
 
 
 
 
3階 出国ターミナル
 
 
 
搭乗ロビー マスク姿の日本の高校生が目立つ。
 
                        
 
搭乗口は44ある。                  アシアナ航空エアバスA330ー300 関空行き
 
 

機内食
 
    
小さな機内食くこれ以上小さく出来ないくらい質素
 
 

 
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